ノーローン・シンキの過払い金はいくら戻ってくる？事例紹介

最終更新日：2023年10月18日

すでに完済された方も、返済中の方も過払い金請求が可能です。

【関連記事】過払い金とは？発生条件や請求方法、対象期間や注意点を解説

【関連記事】レイクの過払い金はどれくらい戻ってくる？レイクの過払い金事例

ノーローン（シンキ）の過払い金はどれくらい戻ってくる？

ノーローンを提供する「シンキ」は、2016年に「新生パーソナルローン」に名称を変更しました。

そのため現在は「新生パーソナルローン」に過払い金請求を行います。

新生パーソナルローンは、過払い金請求の対応が悪い傾向にあり、取引履歴を請求すると届くまで2か月程度かかります。

※取引履歴：過払い金の有無や金額を調査するために必要な書類

返還される金額（割合）

返還金額については司法書士や弁護士に依頼した場合、一般的に計算金額に対して、任意交渉（話し合い）で50%、訴訟を行うと90％が返還されます。

【関連記事】レイクの過払い金はどれくらい戻ってくる？

返還金額を増やしたい場合や、新生パーソナルローンが過払い金の減額や無効を主張した場合、訴訟して返還請求を行うことが可能です。ただし、訴訟をした場合はその分時間がかかります。

※訴訟の場合、必ずしもご希望の金額をお取戻しできるわけではございません

※過払い金の利息：訴訟を行うと、過払い金が発生してから原則年5％の利息を上乗せして返還請求できる

チェック後に調査をご依頼いただければ、いくら過払い金が発生しているか、どれくらい取り戻せるかを無料でお伝えできます。

ただし、過払い金には「時効」があります。

基本的には、最後の取引から10年経過すると取り戻せなくなってしまうので、心当たりのある方はお早めにご連絡ください。

【関連記事】過払い金の時効を図でわかりやすく説明。10年以上前でも大丈夫？

受任通知を送ってから、返還されるまでの期間

【関連記事】過払い金の入金までの期間をわかりやすく解説｜任意交渉と裁判の違い

過払い金が発生する時期

ノーローン（シンキ）は、2007年3月31日まで最大29.2％の金利で貸付を行っていました。

それまでに利用していた方は、過払い金が発生している可能性があります。

注意点

ノーローン（シンキ）の過払い金を取り戻すため、新生パーソナルローンに過払い金請求すると、新生パーソナルローンからは今後借入ができなくなります（ノーローンが使えなくなる）。

また、ノーローン（シンキ）の借入を1週間以内に返済していた場合、無利息なので過払い金は発生しません。

さらに、ノーローン（新生パーソナルローン）に借金がある場合、その取引を続けたままシンキ時代に借りた分だけを過払い金請求することはできません。

※「新生パーソナルローン」に名称変更後は過払い金が発生しない

過払い金請求後も新生パーソナルローンに借金が残る場合は、債務整理（任意整理）扱いとなり、完済から5年程度は信用情報に事故情報（いわゆるブラックリスト）が登録される可能性があります。

【関連記事】任意整理のブラックリストはいつ消える？ならない方法はある？

ノーローンの過払い金請求事例

Bさまは、2006年からノーローンでキャッシングを行い、2015年に完済した後、しばらく経ってみどり法務事務所に過払い金請求を依頼されました（取引期間：11年）。交渉の結果、23万9000円の過払い金を取り戻すことができました。

また、エポスカードにも過払い金請求を行い、こちらも交渉で36万5000円の過払い金を取り戻しています（過払い金の合計：60万4000円）。

ノーローン以外の、過払い金請求の事例や体験談はこちら

過払い金がなくても借金を減らす方法

また、現在もノーローンに借金があり、返済にお困りの場合は、借金を減額する方法をお伝えできます。

たとえば、ノーローンで返済が残っている場合「任意整理」という手続きを行えば、手続き後の利息をカットし、毎月の返済額を減らせる可能性があります。

新生パーソナルローン（旧：シンキ）の任意整理情報

交渉先	新生パーソナルローン株式会社
対応	厳しい
取引履歴の送付	2か月程度
分割回数	～48回程度
遅延損害金	免除されない可能性が高い
（手続き中の）経過利息	免除されない可能性が高い
過払い金	2007年3月31日以前に借入がある場合
注意点	手続き後の将来利息をすべてカットすることはできず、10％がつく

ノーローン（シンキ）について

シンキの歴史は古く、1954年に「信起商事」として中小企業向けの不動産担保融資からスタートしました。

1974年から消費者向けの無担保ローン（消費者金融）の取り扱いを開始し、1984年には「シンキ」に商号を変更。1996年からは1週間無利息キャッシングの「ノーローン」を開始し、全国に広まりました。

※過去には「ASカード（アズカード）」を発行していた

2002年には新生銀行と業務提携を行い、2007年には子会社になりました。

また、2009年には「GEコンシューマー・ファイナンス」と業務統合・再編を行っています。

※GEコンシューマー・ファイナンスは「新生フィナンシャル」へ社名を変更

※同じ時期に「アプラスフィナンシャル」も新生フィナンシャルの完全子会社になった

新生フィナンシャル（レイク）の過払い金請求情報はこちら

（新生フィナンシャルとは別）アプラスの過払い金請求情報はこちら

そして2016年、新生銀行グループであることを強調するために「シンキ」から「新生パーソナルローン」に商号を変更しました。

シンキ時代にお金を借りて過払い金が発生していた場合「新生パーソナルローン」に過払い金請求を行います。

まとめ

ノーローンは、SBI新生銀行グループの「新生フィナンシャル」の子会社なので「請求先が倒産して過払い金が取り戻せなくなる」ということはありません。

しかし、過払い金には時効があります。基本的に最後の取引から10年経過すると取り戻せなくなります。

また、返済中の方は、過払い金によって今ある借金がなくなったり、手元に現金が戻る可能性があります。

ノーローンの借金や「ブラックリストに影響があるか不安」という方も、事前に確認できるので、ご気軽にお問い合わせください。